Powerpoint

パワポで見やすい資料を作るには図形の配置をマスターせよ

美しい資料を作りたい人必見!図形の配置をマスターしよう
かぴ

本日は図形の配置をマスターして見やすい資料を作ろう!という題でパワポにおける図の配置術を紹介します。

資料を作成する際に重要になってくるのは、”資料の見やすさ”ですよね。

あなたは普段どんなことに気をつけていますか?

パワポで図やテキストを配置する際に、頭を揃えたりといった操作を無意識に行っている人もいるかも知れません。

それとも、全く気にしていなかったりしますか?

ぴんきー
ぴんきー
ぼくはいつもグリッドに合わせて図形を配置するようにしてるよ
れみー
れみー
よーく見ないとわからないし、ぼくはあまり気にしてないかも

実はその図の配置の仕方ですが、資料作成において図を見やすく配置し、並べたり配置することで、資料の印象をかなり左右するのです。

なぜなら人は無意識に資料の図形のズレに気づいてしまい、それが一度気になってしまうと資料の重要ポイントよりズレが気になってしまうからです。

そうならずにきちんと伝えたいことが伝わるように今日はパワポの”配置”機能の活用法についてご紹介いたします。

下記に少しでもあてはまるよ!という人は、ぜひこの記事を読み進んでみてください。
損はさせません!

  • 図を揃えたいという気持ちはあるが、面倒で目分量でしか揃えていない人
  • おすすめの図の揃え方を知りたい人
  • 図を揃えたら資料の見やすさがどれくらい変わるか知りたい人
  • 配置機能でどれくらい時短できるか知りたい人
  • パワポの配置機能を使いこなしたい人

それでは、本日の目次はこちらです。

使うしか無い?図の配置はこんなに便利!

ここでは、図の配置を全く知らない人にこんな機能だよ!とわかりやすく説明していきたいと思います。

そんなのはいいから使い方を教えてくれ!という方は読み飛ばして次の配置機能の使い方まで進んでもらっても構いません。

さて、説明に戻りますがぱっとみて違いがわかるようにダサい資料見やすい資料比較をしていきましょう。

どちらの資料が見やすいですか?

例えばよくあるこんな資料を作っているとします。

ぱっと見でいいので比べてみてください。

図形の配置例

どうでしょうか?どちらが見やすかったでしょうか?

おそらく右側の図と答えてくれる人がほとんどだと思います。

もし左側の図のほうがいい!と思ってしまった人がいたら、それはちょっとキケンかもしれませんね。

資料の見やすさのポイントは?

それでは、図形の配置でどんなところを気を付ければ良いのでしょうか?

先程の資料を見てみると、下記のような違いが挙げられるとお思います。

2つの資料の違い

  • 文字(テキスト)の表示が揃っている
  • 文字(テキスト)の頭が揃っている
  • 同じような図形は中心が揃っている

もうおわかりでしょうか?そうです。

資料を劇的に見やすくするポイントは、

POINT図形文字配置を揃えること

なのです。

ここまで読めば図形の配置の大切さをわかっていただけたかと思いますので実際のやり方に入っていきたいと思います。

こんなことができるようになるよ!という応用例とともに各種配置機能の使い方をご説明します。

配置機能の使い方

配置機能のポイント

配置の機能にはいくつか種類とポイントがあります。

大きく分けると、下記の3つの種類があります。

  1. どこか一方の端に揃えること
  2. どこか一方の向きに中心を揃えること
  3. 均等に並べること

①・②は配置の種類で、どちらかを選んで使います。

これに対し、③は①・②と合わせて使う事がほとんどです。

ここで覚えておきたいポイントは、

配置の基準はどこなのか

という点です。

これは、配置の種類①~③全てにおける基準となるので必ず覚えおきましょう。

それでは、順番に説明していきます。

配置メニューの位置はどこ?

まず、使うためのメニューの位置を説明します。

各種機能の使い方ではなく、どこで使えるかだけ知りたいよ!という方はここだけお読みいただき、自分で資料を作っている際にいろいろ試しに使ってみるのも良いでしょう。

何も選択していな位通常のメニューでは、以下の画像のようにホームタブが選択されているかと思いますが、そのメニューの右側に配置メニューはあります。

通常のメニュー(ホームタブ))

また、図形を選択して使うことが多い機能ですので、図形を選択した状態での【書式】タブにも同じように配置メニューがあります。

図形を選択した際にでてくる書式タブ

余談ですが、↑の画像は画面キャプチャ+パワポのトリミングで作成しています。

吹き出しの形にトリミングすることでこのようにわかりやすい図を作ることができます。

詳しくは以下の記事をご参照ください。

画像のトリミングを使いこなそう
【パワポ初心者におすすめ】トリミングを使いこなして思い通りの画像を作ろう今日はPowerpoint(パワポ)で初心者におすすめのトリミング使いこなし術を紹介します。 みなさんは、画像のトリミングをパワポ...

上・下・右・左揃え(どこか一方の端に揃える)

メニューの場所がわかったところで、一つ一つの使い方に入っていきます。

まずは、1方向に図形を揃えるときです。

複数の図形を揃えたいときにかなり時短できます。

例えば、丸を5つ描きます。

5つの丸を配置

この図を一斉に選択することによって、上下や左右、好きな方向に図形を揃えることができます。

ex.上揃えの場合

5つの丸全てを選択した状態で配置のメニューから上揃えを選んでみます。

先程説明した配置のメニューを選択すると、図のように色んな方向に揃えるメニューが出てくるので、その中から上揃えを選んでください。

上揃え

ここでのポイントは、上揃えを使用した場合、一番上の丸に合わせて全ての丸が上に揃うという点です。

上揃え

ただし、これは基準によって異なります。

基準は”配置の基準は変更できる!?”に書いてあるので先に気になる方は読み飛ばしていただいても構いません。

基本的には、左なら一番左の図形、上なら一番上の図形に合うように図形を揃えることができる、というわけです。

これはどの向きに揃える場合でも共通になってきます。

ex.各種揃えの結果

同じ5つの丸で上下左右全て実施すると以下の図のようになります。
(灰色が元の図形の位置を表しています)

上下左右揃え

なんとなくイメージは掴めてきたでしょうか?

上下中央・左右中央揃え(どこか一方の向きに中心を揃える)

つづいて、中心を揃えるシリーズです。

基本的な考え方は先程と同様です。

つまり、全ての図形の中心に合わせて図形を揃える事ができるというわけです。

左右中央揃え

左右中央揃えの場合は、左右方向(横方向)の中心で図形を揃えることができます。

例えば、以下の大きさが同じ図形を左右中央揃えすると、このようになります。

左右中央揃え一番左まで出ていた図形と一番右まで出ていた図形のちょうど中心にすべての図形が揃えられましたね。

もちろん、大きさが別々の図形でも同じように中心に揃います。

焼き鳥の串に刺さっているかのようにですね。

大きさがバラバラの図形

このときに注意したいのは、中央が揃うだけで、幅が均等になるわけではないという点です。

並べる幅を均等にしたい場合は、後述の整列も合わせて使うようにしましょう。

そうすることで、均等な間隔で並べられた焼き鳥のようになります。

こんな資料もあっという間にきれいに配置して作ることができるようになります。

マトリクス

上下中央揃え

こちらは名前の通り、上下方向(縦方向)の中心で図形を揃えることができます。

横向きの焼き鳥のように図形の中心で串刺しにしたかのように揃います。

上下中央揃え

画像や何かを説明する際の順序を矢印等で説明する際に利用するのがおすすめです。

例えば以下のような画像の場合でも全選択後1クリックで中心が揃うので簡単ですね。

上下中央揃えの例今回の場合も、上述の通り注意したいのは、中央が揃うだけで、幅が均等になるわけではないという点です。

そこで、活躍するのが次の整列の機能というわけです。

上下・左右に整列(均等に並べる)

こちらの機能が、図形を等間隔で並べる機能です。

ただし、このときに注意したいのは図形の並ぶ間隔が揃うだけで、図形中心や端は揃わないという点です。

つまり、上下左右の端または、中心で図形をあわせ、その状態でこの整列を使うことで等間隔に並べられた美しい図形たちが出来上がるということです。

左右に整列

左右に整列を使う場合は、左右方向図形を等間隔で並べることができるようになります。

例えば、階段状に重ねた図形を作りたいときにも、まずは適当に図形を配置してから左右に整列を選ぶと、下図のように均等の間隔で並べることができます。

階段状の図形もラクラク作れますね!

左右に整列

上下に整列

上下に整列を使う場合は、上下方向図形を等間隔で並べることができるようになります。

基本的には左右に整列と同様に利用することができます。

上下に整列させたい図形を全て選択すると、下図のように、一番上の図形一番下の図形を固定した状態で、間にある図形が均等に並ぶように移動されます。

フローチャートを作る際に最適ですね。

上下に整列

図形が重なって並べられていても、一番上と一番下の図形がある程度離れていれば、均等の間隔に修正することができる、というわけです。

応用例

せっかくなので、紹介した配置のテクニックを組み合わせて応用するとこんな配置ができるよ!という紹介をしていきます。

基本的には、殆どの場合応用例を利用することが多くなるかと思います。

ex.上下左右揃え+左右に整列(矢印で順序を表す図)

例えば矢印が広がっていく画像を作りたい時、左の状態でばらばらに配置した図形を、上下中央揃え+左右に整列で一番右のような美しい図形の配置に変化させることができるというわけです。

上下中央揃え+左右に整列

ex.下揃え+上揃え+左右に整列

例えばオリンピックの5輪マークを作るのも簡単です。

  1. 5輪分の輪っかをオートシェイプで作成
    (この時基準の図形を作るために赤の輪っかと緑の輪っかを固定するように位置を調整しておきます)
  2. 上の3つの輪っかを選択して下揃え
  3. 下の2つの輪っかを選択して上揃え
  4. 全ての輪っかを選択で左右に整列
  5. 5輪マークの完成です🌟

5輪マークの作り方

配置機能を応用していくと、図形を組み合わせてさまざまな複雑な配置を簡単にできるようになります。

 

配置の基準を変更できる!?

前述の説明で配置の基準がポイントになると書きましたが、実はこの基準は2種類あり好きな方に変更することができます。

通常は配置した図形のどれかを基準にすることが多いのですが、それ以外にスライド全体を基準とすることができます。

どういうことかというと、今まで左右に整列の場合に並べた図形の端と端の間で均等に整列していた図形が、スライド全体に対して左右方向に均等に並べられる、ということです。

1枚のスライドの中でバランスを考えて配置したいときには大変便利な機能になるわけですね。

実際の使い方

使い方は至って簡単です。

配置のメニューを開き、一番下に”スライドに合わせて配置””選択したオブジェクトを揃える”の2つがあり、現在選択している方の先頭に✔が入っています。

この画像の場合は、”スライドに合わせて配置”に✔が入っていますね。

スライドに合わせて配置

スライドに合わせて配置を使うとどうなる?

文章で言ってもわかりにくいかと思いますので、実際にやってみましょう。

例えば、□>□>□>という図形をスライドの左上に作っていた場合にも、

スライド全体が基準になるので、整列や揃えをやると・・・

↓こうなります↓

配置の基準の変更

左右に整列は、スライドの左右方向に対して均等に整列され、

上下中央揃えは、スライドの上下方向に対して中央に図形が揃えられました。

配置の基準を使い分けることでスライドのバランスを考えた配置もできるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少しは美しい資料作成に近づいたでしょうか。

本日のポイントは、

  1. 配置機能を応用していくと、図形を組み合わせてさまざまな複雑な配置を簡単にできるようになる
  2. 配置の基準を使い分けることでスライドのバランスを考えた配置もできるようになる

です。

ぜひご活用ください。

このブログでは筆者自身がおすすめする様々な機能をご紹介しております。

どれも実践的なものばかりなので他の記事も是非お読みください。

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